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必見!デモ音源の作り方ッ!

よっス!作ってっか、デモ!(偉そうだっつーの!)。このコーナーはみなさんのデモ音源を1ランク上に仕上げるためのポイントをわかりやす~くお教えするという涙もののコーナー、らしい(ホントかよ!)。

でもさあ、デモなんてある程度キチンと聴くことができたらいいんちゃうの?(しばし中断、後)…あ、そうなの。ああ、そうですか、そういうことを言うと話が終わってしまいますか。そうですか。 ま、気を取り直して、みなさーん!役立ちますよ!!役立つってば!!

1:デモを作ろう バンドにせよ、ソロにせよ、自分の曲を他人に聴かせようとした時に有効なのは「デモ音源」を渡すことです。
例えば聴かせようとする友人の家にエレキギターとアンプを持って強引に上がりこみ、夕食中の家庭団欒のひと時にハード早弾く、といった裏技があるとはいうものの、怒られる、一家断絶を招く、友人をなくす、電気代を請求される、とまあバクチ以外の何物でもありません。そういうのは単なる嫌がらせ、としか取られない可能性が大です。
そこで、友人にじっくり聴いてもらう為、そっとデモCDなりデモMDなりを渡しておくのが有効です。デモ音源制作はなにも難しい技術が必要なものではありません。ほんのちょっぴりの出資と度胸で完成します。それが自分の楽曲、演奏、歌声といった才能を他人に認めさせたり、もしかすると巨万の富を生み出すかもしれません。ウハウハですね。その制作法は後述いたします。
2:まず必要なのは 必要なものはまずあなたの作品、演奏、歌声を録音するための機材と録音ソフトです。もうこれだけでエエといっても過言ではありません。
録音するための機材はピンキリです。キチンと録音できるのなら家庭用のレコーダーでも可能です。アコギ1本で一発録音するならば最初はこれで充分かも。
ただ、もしあなたがカラオケで歌い、その歌声を聴かせたいというのなら、バックで音を鳴らしてそれを録音するという方法はあまりオススメしません。たいていバックの音がボワボワして、なにがなんやらわからない状況になりがちです。特に元曲歌入りのCDをかけながらそれに合わせて歌うことは厳禁。かなりマヌケに聴こえます。最近は録音できて、さらにそれをCDRにしてくれるという便利なサービスを行っているカラオケボックスがありますので、そこで録音するのがベストかと。もしお金が有り余っているならば伴奏のバンドを雇い、スタジオで歌いまくり、それを録音し、リリースすることも可能ですが、アナタの歌がヘタな場合、単にオモシロ作品として後世に語り継がれることになります。ミセス・ミラーというアメリカの成金オバハンが1960年代に録音した作品がそういうものです。
あなたが録音しようとするものがバンドであったりした場合はMTR(マルチ・テープ・レコーダー)、もうちょっと鮮明に録音するのならばハードディスクレコーダーといった機材を使用することが有効です。さらにお金があったりするのならいっそのこと音楽スタジオに行ってスタジオのエンジニアさんに相談、録音してもらいましょう。
3:必要なもの2 もうひとつ重要なのは録音する際の環境です。いくらいい歌声や演奏でも周りの環境が1日中工事現場の音が激しく聞こえる場所であったり、一家15人家族奮闘記のような環境では雑音が気になってしまうでしょう。それを一種のBGMだと断言する強気な方ならば構いませんが。自宅で録音するのならば親、幼児、犬、工事、各種勧誘、集金人、電話、その他各種は敵です。一切排除の方向で。特に母親には注意です。せっかくいいバラード曲の録音ができてもバックに母親の「まさお~、今日の晩御飯は店屋物でいい~?」と言った声が入ってしまったとしたら殺意すら覚えることになります。こういったことで新聞沙汰になってしまうとその曲がカルト的な人気を得るかもしれませんが、それはあなたの本意ではないと思いますので。
またせっかく録音できたとしても、完成後に近所の奥様方のウワサ話になる可能性もあります。「あそこの息子さんが昼間からよくわからない不気味な声をあげる」といったウワサ話は尾ひれがついてそのうち「地獄の罪人のような苦しがっている声が聞こえるのよ」ということになり、「地縛霊に苦しめられる恐怖の家!」といった女性誌のネタになりかねません。普段からサワヤカな音楽をやっている好青年、という仮の姿を近所にアピールすることも必要です。
4:録音について 録音の方法は人それぞれです。こうである、といったフォーマットはありません。あなたが選んだ録音機材に合った方法で録音しましょう。以下はそれぞれの注意すべき点です。
(a)ソロ、カラオケボックスでのレコーディングの場合
カラオケボックスで既存の曲を使い録音する場合、注意しないといけないのはマイクのリヴァーブ、ディレイを少なめに、ということです。リヴァーブが多いとあなたの耳には気持ちよく聞こえるでしょうが、聞きなおすととんでもないことになっている場合が多々見受けられます。カラオケで、しかも人の楽曲を使用して何を歌っているかわからない状態のものを人に聞かせるというのは、知り合いの結婚式のビデオを延々見せられるくらい苦痛です。
(b)家で家庭用のレコーダーを使って1本のマイクでレコーディングする場合
このパターンはいわゆる弾き語りの人が選ぶ方法だと思います。できればバックはアコギ1本+パーカッションくらいにしましょう。そしてマイクはマイクスタンドに立てましょう。注意すべき点はレコーダーのスイッチを入れてちょっと間を置いて歌い始めること。落ち着いて。最初のブランクの部分は編集の時にカットすればいいことです。スイッチを押した、わー、急いで歌わないと~、なんて思っているといい録音は残りにくいものです。なお、そのブランク部分は必ずカットしてください。そのまま人に聞かせると、なんだかゴソゴソしてる部分が非常にマヌケです。
(c)バンドでMTR、ハードディスクレコーダーなどを使って録音する場合
MTRとはバンドのそれぞれのパートを別々に、しかも何度でも録音し直せるという便利な機械です。ラジカセではありません。ラジオは聴けません。最近はハードディスクレコーダーを使って録音してるバンドも多いようですね。ハードディスクレコーダーはMTRのゴージャス版と言ってよいでしょう。この機械の中で楽曲の編集やエフェクトやその他モロモロを行えてしまう、しかも音の劣化が少ない、という夢のような録音機材です。夢のような、と書きましたが、意外とみなさんの手に届くお値段です。いろいろ調べてみましょう。 何度でも録音し直すことができるこれらの機材を使用しての注意点は、でも人間って限界があるのよ、ということです。いいテイクが録れないからといってヴォーカルに千本ノックのごとく歌うことを強要する、とか血豆がつぶれるほどギターを弾かせる、といった行為は往々にしてバンドを崩壊させる原因になります。で、結局一番最初に録ったテイクが良かった、ということがよくありがちです。そのテイクを消してしまっていると暴力沙汰になったりします。またハードディスクレコーダーの場合、便利な機能が多い分、操作が煩雑で複雑です。録ったテイクがどこにあるのかわからない、しまいには間違って全てのデータを消してしまった、などといった思わず遠くに旅をしたくなるような事例が今まで筆者の周りでも起こっています。実際2人ほど帰ってきません。
(d)スタジオでレコーディングする場合
音楽スタジオでレコーディングする場合に注意する点は、スタジオの人とよくミーティングをしておくことです。ライヴのビデオを見せたり、指針となるべき作品があれば聴かせたりしておくと仕上がりがまるで違うことになります。そしてミックスの際にはエンジニアの人にわかりやすく伝えましょう。よく「う~ん、このヴォーカルの音は濡れた子犬のような音にしてください」といったエンジニアさんどころか本人以外誰も理解できないような指示を出すバンドがいるそうです。そういう場合エンジニアさんは心の中で「いっぺん死んでくれ」と思っていることでしょう。
またスタジオで待ち時間に寛ぎすぎるのも迷惑です。熟睡したあげく、起き上がっていきなり「今のテイクよくないなあ~」とか発言したためにバンドが崩壊した事例を知っています。
そしてミックスをする段になって「このギターの音が甘い」とか「ヴォーカルがダメだ」とか指摘しあうのはやめましょう。さらに「やっぱり録り直す」と言いだした日にはエンジニアさんがキレて暴れる場合もあります。
スタジオの録音はお金がかかります。その予算をバンド内で考えつつ、できる限り時間を簡便化してレコーディングに臨みましょう。
(e)その他
その他、コンピューターを使用してレコーディングをするなど、様々な方法がありますが、悔いの無い作品を残すようにしましょう。スタジオの場合は別として、a~cの場合は何度でも録音し直すことが可能です。体力と相談しつつ気の済むまでデモ制作に励んでください。ただし、何度でも録音ができるから、といって1つの作品に何十年もかけてしまったり、凄まじい回数のオーヴァーダビングを重ねたあげく、何がなんだかわからなくなってしまうブライアン・ウイルソン状態に昨今のミュージシャンはなってしまいがちです。ある部分キリをつけないと作品どころか自分も崩壊してしまうということを頭に入れておくことです。
5:完成デモ音源を人に聴かせる デモ音源を人に聴かせるという行為は『1』でも書いたように、ミュージシャンとしての醍醐味と言えます。録音したあなたの作品を他人に聴かせてみましょう。
ここで間違えてはいけないことは、必ず「オレが作ったデモなんだけど」と言って渡すことです。こっそり好きな女の子のカバンに入れておく、家の郵便受けに入れておく、押さえつけて嫌がる相手に強引に手渡す、などは時として犯罪となったり、親が泣く結果になるということをよく理解しておくことでしょう。ちなみに筆者の大学時代の友人は、作ったデモテープと自作のプロモーションビデオ(下宿、学校、川原で友人がギターを弾きながら踊り歌うシロモノ)を好きになった女の子の実家にまで行き、一方的に郵便受けに入れ、気味悪がられた女の子に一瞬でふられたあげく、そのプロモーションビデオが流出し、闇で上映会を開かれて学内の笑いを誘ったという悲惨な結末になりました。気をつけましょう。
そしてデモを渡し、聴いてもらった相手に意見を聞く場合もある程度の度胸が必要となります。殊勝になり、聴いてもらってありがたい、という気持ちで聞かないと、ケナされたりした場合、またしても思わず遠くに旅をしたくなる気持ちになるでしょう。
6:最後に 友人などに聴いてもらい、自分でも快心の作品が出来上がったら、もうお分かりですよね、music+αに送ってくれると嬉しいですね(宣伝)。みなさん、楽しいデモ音源つくりを!!それではまたどこかでお会いしましょう!!