えー、こんなことをカミングアウトするのもいかがかと思う。恥ずかしい話しだし。でも書かずにはいられない。ウン。正直に書く。
あのですね、今から5年前、まだ関西にいた頃のお話です。
仕事でとあるバンドコンテストの審査員を要請され、四国の徳島に行きました。そしていくつかのレコード会社の人達といっしょにバンドの審査の仕事をしました。他のレコード会社の人も同意見だったのですが、その日出演していたバンドは引っかかるものがなく、それでもその中から優勝バンドを選んでくれ、という要請もあり、その中でもましな、とある女の子ばかりのバンドを選んだんですよね。
その時に彼女達に言ったことは「君たちが優勝だけど、君たちのようなバンドはごまんといる」と。これは審査員として正直な気持ち。
未だにその時に演奏した曲も演奏した姿もサッパリ思い出せない。
ただ、言われた彼女達はそのことをずっと覚えてて、悔しくて、その後恐るべき成長を遂げたのでございます。
そのバンドの名前は
チャットモンチー
この話、彼女達のwikiにも掲載されているのですが、そのコメントを言った審査員と言うのがオレなんだな。
まあ見る目がないだの酷いだの言われても致し方ないところ。ファンのみなさん、ごめんなさい。でも発言は翻したりはしません。だって本当によかったら当然覚えているもの。そしてこの意見、審査員全員の総意でした。
ただ、これはその後の彼女達の活躍を考えてつくづく思う。
チャットモンチー、すげえわ
と。
この話、先日同僚K君に言われてなんとなく思い出したんだな。そして当時いっしょに審査員してたTさんに聞いて完全に思い出しました。それまでそのバンドがチャットモンチーだったとか全く覚えてませんでしたよ。
でね、さらにそんなチャットモンチーのデビューアルバム、オレはラジオで聴いてこのバンドいいなと思ってCD買っているわけであります。そんなことがあったということをすっかり忘れたまま。
それはね、僕が彼女達に
完敗した
ということです。完敗だな。大完敗。すみません、まいりました。
チャットモンチー、すごい。
そしてあらためて言いましょう。
チャットモンチーは日本で5本の指に入るバンド
だと。
そんなこともあります。
ホント、最初に言ったとおり書かなくてもよかったことかもしれないけどさ、いやでもこの話をね、書かずにいられなかったですよ。今のチャットモンチー間違いなくいいバンドだと思うしね。新譜も買うしね。
恥を晒して書くですよ。
あのね、レコード会社の人も人間で、そしてその意見が絶対ではありません。
あなたがアマチュアのミュージシャンで、レコード会社の人に否定的な意見を言われたとしたら、つっぱねても全然かまわない。だってアマチュアですもん。契約しているわけじゃない。意見は意見であって絶対ではない。
これは自分が関わったアマチュア・ミュージシャンに言っていることだけど、もしオレが黒と言って、目の前の1000人以上のお客さんが白を選んだ場合、白を選んでいい、と。ただ白が間違いだとしたらチョイスした自分で責任はとるべきだけどもね。
そしてもしその場がダメでも何度もチャレンジしていい。A社がダメでもB社があるもの。人に聞かせずに自己完結して漫然とやっていたらどんな会社でもだめだろうけど。
責任逃れにとられるかもしれませんが、コレは真剣にそう思う。
音楽は時代によって変わってゆく、そしてレコード会社も変わってゆく。
そんな中で納得できる意見と発言をしている良いスタッフを探してください。
オレも精進します、ほんと。
comments
おもしろいお話です。天才か、秀才かは別にして、人間のびしろがあるんですね。
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