だんだん涼しくなってきてますなあ。なんなら寒い。最近は懐も寒い!
そんな「ぬ」でございます。
さて、今日は年齢のお話。よくミュージシャンの方やスタジオの方やライヴハウスの方に「やっぱりレコード会社の人は若い方を探しているんですかねえ」という質問を受けます。みなさんも気になるでしょ?
僕は数年前までこう思っていました。「才能のあるミュージシャンなら年齢なんて関係ない」と。今でも基本的にはそう考えますが、でも最近はこう思うのです。「予算をレコード会社、もしくは事務所などから投資してもらって職業音楽家として音楽活動を行おうと考えるのであれば、若い方がよろしい」と。
それはなぜか?それはね、その投資が止まってしまった(契約が終わるとかそういう意味です)後に新しく何かをしようとする時の年齢が若ければ若いほどリ・スタートを切りやすいから。それは音楽に限らず、ですよね。再就職は若い方が決まりやすい。それと同じです。
レコード会社うんぬんではなくて、ミュージシャン側の人生を考えたときにそう思います。
もちろん若い方が可能性がある、などのよく言われる理由も否定しませんが、歳をとればとるほど様々な苦労が出てくるものなのです。
30代以上の皆様、もちろん特例もあります。可能性がゼロではありません。でもあなたの製作している楽曲や演奏は20歳そこそこのバンド、ミュージシャンを凌駕しているでしょうか?そこはよく考えてみてください。
今年1月、ビクターからリリースされた「はたちの頃」というCDを皆様ご存知でしょうか?これはクラシックの有名作曲家が20歳のときに発表した作品を収録したものです。聴いてみて下さい。非常に興味深いですよ。ショパンの「別れの歌」は20歳の時に書かれたものなのです。
ブライアン・ウィルソンは19歳のときにビーチボーイズのメンバーとしてデビューしました。Pet Soundsは彼が24歳の時の作品。ジョンレノンは22歳の時にビートルズとしてデビュー。30の時にビートルズは解散します。
事実を書いているとどんどん落ちていく人もいらっしゃるようなのでこれくらいにしますが、ある程度の以上の年齢の皆さんはこの事実を考えておくべき。
ただ、新人発掘を仕事としている僕が書いてしまうのはいかがかとも思いますが、人から出資されて音楽活動をしている人がもっとも偉いのか、といえばけしてそんなことはありません。何かの仕事をしながら音楽活動を続け、それこそ30過ぎになってインディレーベルで有名になったミュージシャンもいます。それもひとつの形。それもあり。どんな方法でもかまわないのです。自分が望むところに達することができれば。
これはきちんと書いておかないといけない。「デビューするのが夢」ならレコード会社なんて辞めておいたほうがいいと。その後にも苦しさがあるのですよ。むしろ生活がかかる分、とてもシビア。曲が書けないならリリースはできませんから契約終了。目標枚数に達することができなかったら契約は終了。そのプレッシャーに怯えつつ日々の活動をしなくてはなりません。
今回はかなりシビアーな話でしたね。でもこのご時勢だからこそキチンと書いておくべきだと思いました。
さて、もやもやしたのでレコードでも買いに行きますわー。それでは、また。
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